1952-07-03 第13回国会 参議院 本会議 第61号
そうしてこういうことを考えてみまするなれば、如何にこの法律が惡法であるかということ、又人の行動に対する処罰の限界を、刑事政策の上から予備、陰謀を罰するのは、不当に犯罪構成要件を拡大するものとして、イエーリング、リスト、エム・エー・マイヤー等の刑事学者より血の叫びを以て反対されている。
そうしてこういうことを考えてみまするなれば、如何にこの法律が惡法であるかということ、又人の行動に対する処罰の限界を、刑事政策の上から予備、陰謀を罰するのは、不当に犯罪構成要件を拡大するものとして、イエーリング、リスト、エム・エー・マイヤー等の刑事学者より血の叫びを以て反対されている。
(「その通りだ」と呼ぶ者あり)例えば、いわゆる参議院工作と呼ばれますところの緑風会、民主クラブの懐柔に始まつて、四回に亘る会期の延長、(「ふざけるな」と呼ぶ者あり)国会の門を真つ晝間から鎖して武裝警官で守り、(「あれは何だ」と呼ぶ者あり)傍聽券を制限して国民の輿論を封殺するのみか、佐藤参議院議長をおどし或いはすかしてこの惡法の通過を強行しでいるが、その原因はどこにあるのか。
最近における民戰の活動の顯著なる事例といたしましては、三月一日の革命記念日を契機といたしまして全国各地において展開されました強制送還反対鬪争、反権力闘争、惡法反対鬪争等におきまして、その広汎にして大規模な組織的運動は曾つて見ないところがあるような大規模なものでありまして、それによつて民戰の統制力を示し、大衆鬪争のテスト・ケースとして局地的に行われたところの税務署、検察庁、警察署、市役所、民団事務所等
併しながらそういうことは惡法なんです。(笑声)自分に責任のないことに自分が責任を負うということは刑法の原則から言つてそういうことはそれはいかん。それであるか故に団体を罰しようとするについては自由刑はいかんのだ。財産刑、解散刑ということはよろしいけれども、そういうことに、先ほど伊藤君の言つたようなことになる。それならよろしい。
○公述人(瀧川幸辰君) 今惡法というお話ですが、私の申上げたのは、その団体を罰する場合に、今の個人の、個人刑法では、団体の首脳者を罰することはできないのです。多くはできないのです。ただ何と言いますか、小物が罰せられて、大物が罰せられないのですね。ところが団体責任を認めるということは、大物を罰する、こういうことです。だからそれは惡法でなく、却つて善法だろうと思います。(笑声)
○一松定吉君 自分の知ならい行為に対して自分が刑事上の責任を負うということは、これは法律でそういう立法をすればそれはよろしいですが、併しそういう立法なんというのは惡法です。だからそういうような時には、これは罰せられるべきものでないというのが正しい考え方でなければならんと思う。
れがございますので、私たちとしては指定統計の審査というもので五年間やつて参りましたから、統計報告の審査については相当自信がございますけれども、行政報告まで審査してそれを短時日のうちにてきぱきと片付けて行くということにはまだ我々の能力も、それから人員も、それから役所の組織もそれだけに十分成長していないのではないか、それで以てそこまで一気にやりますと、各省の行政事務の運営に障害を来して、むしろこういう惡法
三百万人の組織労働者がゼネストをもつて抗議している、破壊活動防止法案という、かつての治安事維持法にもまさる惡法を制定しようとしておる。先日も、東都の学生諸君が、高らかに反対歌を高唱して国会陳情にやつて来れば、それに対して、こん棒でなぐりつけ、血だらけにしておる。
伝單朝鮮人五千枚、各S二千、流しビラが拠点経営中心に数千枚、民商より軍事予算と惡税暴露のアツピール一万」なお当日の状況という項目がありますが、そのあとで三・一事件の政治的評価として「また自労、朝鮮人隊が労働者の惡法紛砕大会の中で、彈圧フアツシヨ支配機構の中枢、特審、マルケを実力で攻撃し」云々、それからCの項目に「最大の成果としては、一年余りの党分裂の闘いで大衆との結合も弱まり、敵と生活に負け、孤立感
以上のごときは、かつての治安維持法にさえもその例を見ざるところでありまして、まことに惡法であると考えるが、法務総裁はいかにお考えであるか。この点を伺いたいと思うのであります。(拍手) 第四点は、この法案第四條並びに第六條におりますると)「当該団体が継続文は反覆して将来さらに団体の活動として暴力主義的破壞活動を行う明らかなおそれがあると認めるに足りる十分な理由があるときは、云々とございます。
しかも、現在の吉田政権は、卑劣にも、一方においては、これらの惡法に対して断固として立ち上るところの大衆に対し、首切りあるいは彈圧で恫喝し、威嚇しながら、しかも片方におきましては、数千万金を投じて一部の組合堕落分子を買收し、この鬪争の分裂を策し、労働者の反対鬪争を無力化しようと試みつつあるのであります。
全く今日の憲法下において稀に見るところの私は惡法ではないかと思うのです。(「その通り」と呼ぶ者あり、拍手) 第三点は、一体、法務総裁は先ほど御説明の中で、事もなげに団体の犯罪行為能力というものをお認めになつたのです。一体、日本の刑法理念の中に団体の犯罪行為能力というものを認めているのでしようかどうか。
○結城安次君 企業合理化法が大体只今高瀬さんのおつしやつた通り惡法でないことは確かだが、大企業偏重ということは免れない。それで私どもが先般来お話いたしておりますのは、中小企業をどうするか、中小企業がよくならなければ、大企業だけ直したところで日本の産業は確立するものじやない。
だからそういう惡法が外国で出るとすれば、極力日本政府は交渉によつてそういう法律が出ないことに努力しなければならないのでありまして、当然の責務であります。
に派手な質問を展開されておりまするにもかかわりませず、私は單にこの問題にのみ終結して熱心に当つておりますゆえんのものは、全く今後日本に課せられた非常な重荷をどうしても貿易によつて解決して行かなければならんという至上命令を持つておりますと同時に、現在においても各国には何らの制約がなくて自由奔放な貿易をしているにもかかわりませず、日本のみが手かせ足かせのような状態であるのでありますから、一時も早くこの惡法
これらの人々の考えではアメリカにあるウエツブ・ポメルン・アクトはこれは非常に惡法である。惡法であるから我々の理想境とするところの日本にこういう惡法を再現することは好まないというのであります。又この一つの理由としましては一九四三年、四四年頃から輸出業法に基きまするアメリカの輸出組合が独占禁止法違反事件を若干起しておるのであります。
そういうときにあなたの数学的な発展というものは非常に無理な議論なんでして、片柳さんの言われる、いわゆる惡法を良法たらしめなければならんというお互いに責任があるわけですから、そういう二つの意見が対立しておるときに、政府の一方的の意見だけで政令や命令でかけてやることができるのか、そういうことはこの法律の精神から見て、本当に民主的に皆の意見を聞いて、国会においてこの法律自体を取上げなければやれんことかということになつて
○政府委員(佐藤達夫君) 食糧管理法の立案については片柳委員も相棒でありまして、何と申しますか、いろいろな感慨無量な考え方を持つておられるわけでありますが、只今の惡法論議につきましては、私農林大臣の説明も聞いておりませんし、これは見る人々の感覚による表現でございますから、惡法と言い或いは良法と言い、例えば或る見方から申しますれば、今の惡法ではあるけれども良法的に運用したいから今度のような措置を取りたいのだというふうに
で佐藤長官がまあお立場上はつきり言えないことは止むを得んと思いまするが、これは佐藤長官にお聞きをしたいのですが、農林大臣は本会議等においても食糧管理法は戦時中の立法である、更に言いますれば国家総動員法と同じような惡法であるということを実は言つておられるわけであります。
第一、皆さん御承知の通り、どうもこれはお互い日本人の持つ一面長所でもあり一面短所だと思うが、何か法律ができますと、如何なる惡法でもそれをもうひどく守るですね、よく。それはもう極端に、例えば労働基準法なんというものは、労働基準局年報を見ると驚くのですが、一月でもう違反事件三万五千件というふうに挙げてありますね。
しかるに政府は、かかる惡法を、この改正案によりましてさらに改惡しようとしておるのであります。これは一対なんのための、かつまただれのための改惡であるか。 まず第一に。この改惡は、朝鮮に対する━━を契機といたしまして、━━せんがための、あらゆる政策の一部としての改惡であります。すなわちダレスは、トルーマン大統領に対する報告書におきまして、次のごとく述べております。
医療法の目的は、要するに国民医療の向上ということでありますので、この法律を施行したがために国民医療に支障があるというのでは、これは惡法と申すよりしかたがないのでありますが、私どもはこの法律をして惡法たらしめるようなことは考えていないのであります。
私はどうしてもこの際、税金の面において税制を改正して、そして地方税の改正——この惡法は改正を行うのが当然でありますが、こうした両者の改正と相まつて、大いにひとつ勤労大衆の税金を軽減してもらわなければならないと思うのでありますが、基礎控除の面において一部涙ほどの好意を見せられただけで、これが現実に実施せられる場合には、次に申し上げる金融的な措置とともに、ますます勤労者が貧しくなつて行かざるを得ないということを
つた目的に基きまして行なつていた、これが一本になつて更に建設的に伸びて行くという方向ではなしに、むしろ個々ばらばらに置かれたというふうな考えかたにありました現段階よりも、一歩も二歩も後退した能率しか挙げないというような実体になつて来るとすれば、又我々は当然そういうふうになるというように考えておるのでありますが、そういうようなことであれば、私は今度の農業委員会法案は全くこれは名をかまえて実を思わざる惡法
(拍手)政府は、すみやかに農民の増産意欲を阻害することがごとき惡法を改廃し、農産物の価格安定方策を定め、農山漁村の自主的強化をはかるため、協同組合の特殊性にかんがみて、その課税を減税し、農村の長期金融の拡充、繭価の安定、土地の改良、肥料の需給調整、寒冷地帶の保護対策等、一連の農山漁村対策については、一段と意を用いられたいのでありまするが、これら諸点に対する政府の所信並びに対策を承りたいと存ずるものであります